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近畿運輸局、貸切バス巡回指導員の表彰制度を創設 監査を補完する自主改善の役割
近畿運輸局は10月1日、貸切バス適正化指導員を対象とする表彰制度を全国で初めて創設したと発表した。巡回指導は国の監査を補完し、事業者の自主改善を促す役割を持つ。表彰は指導活動への評価であり、個別事業者の法令遵守や事故削減効果を認定するものではない。
ニュースの分析
【発表で確認できる事実】近畿運輸局の10月1日付発表によると、一般貸切旅客自動車運送適正化機関は、2016年の軽井沢スキーバス事故を受け、国の監査の補完と自主的改善の促進を目的として全国で設立された。貸切バス事業者への巡回指導などを担っている。同局は、長年にわたる指導員の功績をたたえる表彰制度を全国で初めて創設し、近畿貸切バス適正化センターの指導員への表彰を10月9日に予定している。発表時点では表彰の実施前である。 【安全管理上の解釈】この発表は、行政による監査に加え、巡回指導を通じて事業者自身の改善を促す仕組みに着目する材料になる。貸切バス事業者が確認すべき事項は、巡回指導で受けた指摘を社内で共有し、担当者と対応状況を確認できる運用になっているかである。これは発表に示された自主改善という目的から導く実務上の示唆であり、特定事業者に不備があったことを意味しない。 【評価の限界】資料には、巡回指導による違反件数や事故件数の変化、酒気帯び確認の実施状況は示されていない。表彰制度の創設から、飲酒運転防止効果や点呼の適正性を判断することはできない。法令改正や行政処分の発表とも区別して読む必要がある。
適用範囲と読み方
法定の酒気帯び確認義務の直接の適用対象ではありません。本件は貸切バス事業者への巡回指導を担う指導員の表彰制度に関する発表であり、酒気帯び確認義務や法定点呼の要件を変更するものではありません。