PITOPA NEWS
九州運輸局、乾商店の処分資料を掲載 点呼の実施・記録と疲労管理を分けて点検
九州運輸局の10月9日更新ページに掲載された9月分資料では、乾商店熊本営業所への使用停止95日車と文書警告が確認できる。点呼の実施・記録、疲労等のおそれのある運行など7件の違反を認めた資料であり、飲酒運転や事故原因の認定とは区別して読む必要がある。
ニュースの分析
【確認できる事実】九州運輸局の9月分処分資料によると、有限会社乾商店の熊本営業所は9月17日付で輸送施設の使用停止95日車と文書警告を受けた。死亡事故を端緒とする2月26日の監査で、勤務時間等の基準、疾病・疲労等のおそれのある運行、点呼の実施、点呼記録の記載事項、運行指示書、運転者等台帳、特定運転者の適性診断に関する7件の違反が認められた。 【解釈と安全管理への示唆】点呼を実施することと、必要事項を記録することは別の確認工程である。また、疲労等への対応は記録の整備だけでは評価できない。今回の資料は複数の管理上の違反を示すが、飲酒運転や酒気帯び確認の不備を個別に認定しておらず、各違反と死亡事故との因果関係も示していない。 【事業者が確認すべき事項】運行予定と点呼の実施状況を照合し、記録の必要事項、疲労等の申告後の対応、運行指示書との整合、適性診断の受診状況をそれぞれ点検することが考えられる。これは公表内容を踏まえた一般的な管理上の提案であり、当該営業所の改善状況を評価したものではない。
適用範囲と読み方
法定の酒気帯び確認義務の直接の適用対象ではありません。本分析は貨物運送事業者の点呼・労務・運転者管理に関する行政処分を扱います。公表資料から酒気帯び確認義務の違反を具体的に認定することはできません。