仕組み・メンテナンス

アルコール検知器の仕組みとは?センサーの原理と使用期限を解説

アルコール検知器は、呼気中のアルコールに対するセンサーの反応を電気信号として読み取り、濃度に換算します。方式によって特徴は異なりますが、どちらも使用や時間の経過に伴う変化を考慮して使う必要があります。

2つのセンサー方式を比較

2つのセンサー方式を比較
方式測定の原理特徴と確認点
半導体式アルコールがセンサーに触れたときの電気抵抗の変化を、濃度に換算します。一般にコストを抑えやすい方式です。他のガスの影響を受けることがあり、使用環境やメーカーの維持・管理条件を確認します。
電気化学式(燃料電池式)アルコールの電気化学反応によって生じる電気信号から、濃度を測定します。一般にアルコールへの選択性が高い方式ですが、干渉が全くないわけではありません。校正や使用期限などの条件を守る必要があります。

使用回数・期限の見方

使用回数・期限の見方
確認項目読み方と注意点
測定回数製品の仕様には1,000回、2,000回、5,000回、10,000回などの例があります。業界共通の上限ではなく、回数の多さだけで精度、性能の優劣、価格は判断できません。
期間と回数の併記両方が指定されている場合は、通常は先に到達する条件が目安です。購入日・使用開始日など、期間の起算日は各メーカーの説明を確認します。
期限と故障の違い回数や期間はメーカーが定める使用・メンテナンスの境界です。指定回数の直後に必ず壊れる、という意味ではありません。
校正を前提とする製品定期的な校正を中心に管理する製品もあります。すべての機器が一定回数で使えなくなる仕組みではありません。
期限到達後の対応本体交換、センサー交換、点検・校正など、対応は製品によって異なります。半導体式でも一律にメンテナンスできないわけではありません。

「燃料電池」は本体の電源とは別のもの

燃料電池式という名称は、測定に使うセンサーの仕組みを指します。本体を動かす乾電池や充電池とは別のものです。また、半導体式を単に低性能、電気化学式を完全に無干渉と捉えることはできません。呼気の採取方法や機器全体の設計、維持・管理も測定に関わります。

電源が入ることと、精度が保たれていることは別

センサーは使用や時間の経過により変化します。唾液、ほこり、たばこの残留物、結露、周囲のガスなどが測定に影響する場合もあります。電源が入り数値が表示されても、精度が変わらず保たれているとは限りません。取扱説明書に沿って使用・保管し、期限に達したら指定の対応を行いましょう。

電池交換や回数のリセットでは寿命は戻らない

電池の交換、充電、測定回数の表示のリセットは、劣化したセンサーの性能を回復させる作業ではありません。継続使用の可否や必要な校正・交換については、製品ごとの案内に従ってください。

ピッとパッ!の使用期限と日常の測定

ピッとパッ!は半導体ガスセンサーと、マウスピースを使う吹き込み方式を採用しています。センサーの使用期限は、使用開始後1年または1,200回のいずれか早い方で、センサー単体の交換はできません。1日2回、365日測定する場合は年間約730回です。回数の仕様はこの頻度をカバーしますが、1年の使用期限は守る必要があります。吹き込み方式だけで精度が決まるわけではなく、説明書に沿った使用が前提です。

本体の購入と、アプリ・WEBサービスの利用条件

ピッとパッ!は、検知器本体、スマートフォンアプリ、WEB管理を組み合わせて利用できます。必要な構成や提供条件は利用目的や契約内容によって異なります。料金、試用期間、解約条件を含む最新の条件は、導入前にHEBENAへご確認ください。

参考資料