測定トラブルの確認

飲酒していないのに反応するのはなぜ?アルコール検知器の確認ポイント

飲酒していないのに数値が表示された場合、口内や周囲に残ったアルコール、測定環境、センサーの状態などが関係していることがあります。まず結果を記録し、直ちに機器の誤作動と決めつけず、順に状況を確認しましょう。

測定に影響する可能性があるもの

測定に影響する可能性があるもの
考えられる原因よくある状況確認・対応のポイント
口内に残ったアルコールアルコールを含む洗口液を使った直後や、アルコールを含む飲食物を口にした直後すぐに測定せず、取扱説明書に定められた時間を空けて確認します。
周囲のアルコール蒸気近くでアルコール消毒液やスプレーを使用した発生源から離れ、空気が清浄で使用条件を満たす環境で測定します。
他の成分による干渉センサー方式によってはアルコール以外の成分にも反応することがある測定環境のほか、直前の飲食や喫煙などを確認します。
センサーの汚れ唾液、ほこり、たばこの残留物、結露などが影響する取扱説明書に沿って点検・手入れし、異常が続く場合は販売元へ相談します。
センサーの使用期限規定の年数または測定回数を超えているメーカー指定の交換・点検を行い、電源が入ることだけで正常と判断しません。

アルコールを検知した場合と、他の成分の干渉は別

口内や周囲に実際にアルコールが存在する場合、機器がアルコールを検知していても、その由来が飲酒とは限りません。一方、他の成分による干渉は、センサーの選択性や使用条件に関わるものです。状況を分けて確認することが大切です。

意外な数値が出たときの4つの手順

1. 当該結果の時刻と数値、直前の飲食・喫煙・口腔ケア用品の使用状況を記録します。2. 周囲にアルコール蒸気がなく、規定の温湿度で、案内どおりに吹き込んだか確認します。3. 製品の説明書が定める時間を空けて再測定します。4. 異常が続く場合は使用期限と残り回数を確認し、必要に応じて状態が確認された別の機器で再確認するか、販売元へ相談します。企業で使用する場合は、初回と再測定の結果を残し、管理者が定めた手順で判断してください。

待ち時間は製品ごとの説明に従う

飲食や喫煙後に20分以上待つよう案内するメーカーもありますが、これは特定製品の例であり、すべての機器に共通する時間ではありません。洗口、待機、測定場所の変更は測定への干渉を減らすためのもので、体内のアルコール代謝を早めるものではありません。検知結果だけを運転可能の証明に使わないでください。

参考資料